■老化に挑む~あなたの脳はよみがえる~■

2005年10月、ロサンゼルスで、サウスベイ・マネージメントセミナーで講演しました。
NHKに取材協力した「老化に挑む」から1年、100歳の方々の活気あふれる脳の姿から、
「生まれてから死ぬまで、自分で自分の脳の育てる」というメッセージを
最先端の脳科学知見から楽しくお話しました。
講演録:http://www.sbmseminar.org/Oct2005.html

~講演より~

・21世紀は脳科学の技術革新がもたらす積極的な人生観、即ち、科学と心が結びついた新しい価値観が繁栄していき、自分で自分の脳を教育する時代と考える事が今回の講義の本質的メッセージ。

・人が自分の顔を若く保とうと努力するのと同じように、常に脳の手入れをし、育てる事が大切。

・加藤氏は米国ではMayo Clinicの教授とアルツハイマー病の研究をしてきたが、小児科医としての経験と知識を生かし、胎児から老人まで、人の脳を100年のスパンで診ることができた。これは、分野別に研究する他の多くの脳医学者には出来ない視野での脳の研究が出来た事に繋がる。そして、脳の一生涯を100年のスパンで考える事が重要と説く。

・今までの通説であった、脳の成長は三歳ごろまでに完成するとの説を覆す証拠のスライドを展示し、15歳を過ぎても成長し続ける事を示した。即ち、意思に関わる脳である前頭葉の意思の向け方を上手くコントロールすれば,脳は育つと説明。

・40歳から50歳を境に脳細胞は減っていき、脳は萎縮方向に向かうが、脳は成長する力も持っている事が分った。脳の成長する力を下げない努力を行う事が重要で40歳、50歳代が勝負。どのようにして脳の成長を下げないで自分の能力を更に高める事ができるかを考える事が更に大切。

・加藤氏は多くの知識を重症の脳障害者から得た。障害者の壊れた脳は生き抜くため、残っている脳を精一杯働かす事、そして、それが脳の形に表れてきている事を学んだ。これらは脳障害者からのメッセージであり、これが21世紀の人類を変える事になる。この知識は具体的な生活を送っている人達に広まる事が重要で、これがNHKと番組協力製作した理由でもある。

講演録:http://www.sbmseminar.org/Oct2005.html

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■大脳生理学の基礎Ⅱ-CBFの限界とCOEの有効性-■

第4回光脳機能イメージング研究会(2005.12.10)での講演録です。
なぜ脳血流ではダメなのか?その秘密が分かります。
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